
ヨコハマ市民まち普請事業では、施設整備を伴う身近なまちづくり提案をコンテストで選考し最大500万円を助成している。
今回、地域のシンボルである空き店舗を改修し、多世代交流拠点「二つ台みーとみーと」が完成した。JR・東急・相鉄新横浜線「羽沢横浜国大駅」より徒歩13分の場所にある。
整備助成金を交付し、地域のまちづくりを支援
ヨコハマ市民まち普請事業は、市民が主体となって行う、まちの魅力アップや地域の課題解決のための施設整備を伴うまちづくりに対し、支援や助成を行う横浜市独自の事業。
市民の自由なアイデアで、今までに70を超える多くの施設が整備されてきた。2段階の公開コンテストを経て選考された提案に、最大500万円の整備助成金を交付し、地域のまちづくりを支援している。
ヨコハマ市民まち普請事業の詳しい情報は、下記の詳細ページから確認を。
「二つ台みーとみーと」について

キッチン
「二つ台みーとみーと」は、近隣の横浜国立大学卒業生が立ち上げ、大学関係者も加わる市民グループが運営している。
拠点となる施設では、地域住民や団体へも貸し出されているイベントスペースや、飲食店営業や菓子製造が可能な業務用キッチンを整備。また、横浜国立大学の学生が様々な企画立案を行い、地域課題解決や地域交流を促進しており、夜間は学習塾としても活用されている。
「二つ台みーとみーと」オープンの背景
「二つ台みーとみーと」が位置する大池通りでは、近年、店主の高齢化により商店の閉店が相次ぎ、シャッターが閉まった建物が目立つ寂しい通りになっているという。さらに釜台、常盤台地区は高台に位置するため、地域住民が飲食店や商店へアクセスするには坂道を上り下りが必要で、日常的な移動の負担も大きいという課題があったそう。
地域内では高齢者同士、子育て世代同士の交流は一定程度あるものの、世代間交流の機会はほとんどない状況。近隣には横浜国立大学の学生も多く暮らしているが、地域と学生が接点を持つ場も不足していたという。
こうした状況を踏まえ、異なる世代が自然につながるきっかけを生み出したいという思いから、ヨコハマ市民まち普請事業への提案が行われた。
「二つ台みーとみーと」完成までの道のり

キッチン整備
「二つ台みーとみーと」のオープンにあたっては、天井の塗装やタイル貼り、造作工事を地域住民や横浜国立大学の学生によるDIYで実施することで、多様な人が関わり合いながら拠点が作り上げられた。

イベント時の様子
また、整備過程を地域に開いてマルシェ等を開催することにより、「二つ台みーとみーと」の認知度向上と住民交流の新たな契機となったという。
建物は地域に親しまれてきた旧精肉店としての記憶を継承し、空間の中心にキッチンを配置するとともに、道路側には全面開放可能な建具を採用し、建物内の活動や賑わいが自然とまちに滲み出る構成としている。
今後の展望
現在「二つ台みーとみーと」は、横浜国立大学と連携した地域課題実習の場として活用されている他、地域の病院とのコラボカフェ等幅広い連携も進んでいる。
地域住民の「やってみたい!」「やりたい!」を実現できるチャレンジの場を提供し、今後もまちに新たな賑わいを生み出す開かれた拠点として運営していく考えだという。活動情報は「二つ台みーとみーと」公式Instagramで発信中だ。
この機会に、「二つ台みーとみーと」についてチェックしてみては。
■二つ台みーとみーと
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区釜台町44-13
公式Instagram:https://www.instagram.com/futatsudai_mtmt
ヨコハマ市民まち普請事業 詳細:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/suishin/machibushin/machibusin.html
(ソルトピーチ)